名刺は、持つ人を演出する最も手軽で小さな自己紹介ツールのひとつです。本来は必要な情報を記載してお客様や取引先の方にお渡しするだけのアイテムですが、近年はここに個性的なデザインを施すことによって、さらに付加価値を高めようとする傾向が強まってきました。中でも、オリジナルデザインに特化した商品は、素材やデザインの多様化が進んだことから個性を重視する時代の流れと比例して、その市場を日々拡大しつつあります。ここでは、更に個性を際立たせるオリジナルデザインについて考えていきましょう。まずこのツールに必要な作成のポイントと、デザインの可能性を知ることができれば、遊び心を盛り込むこともそう難しくはありません。上手く成功例を導き出し、お客様や取引先へのアピールに繋げてゆきたいですね。

素材に思い切った遊び心を盛り込もう

55mm×91mmという小さな紙片に形成される名刺という世界は、本来持つ人の情報を相手に伝えるために作られたもので、多くの場合は所属団体、肩書、氏名、住所、連絡先など、基本的な情報さえ記されていれば役割を果たしていると言っても過言ではありません。逆に言うと、この条件を満たしていれば、どのようなデザインであっても役割を果たすことができるという側面もあります。敢えて『遊び心』を追求してゆくのであれば、思い切って素材選びから変化球を選んでみるのも面白いのではないでしょうか。印刷技術が発達した現代、印刷用の台紙には金属や木材、プラスチックや食べ物など、あらゆる素材を選択することも不可能ではありません。更に特殊なインクや加工を施すことで、個性はまさに無限の追及が可能となることでしょう。

デザインでも遊び心を追求することはできる

素材で冒険しすぎるのが憚られるようなビジネスシーンに使用するものの場合は、デザインだけでも充分な遊び心や個性的なデザインを選択することができます。実例を挙げればキリがありませんが、例えば何枚かを繋げることで特別な意味合いを持つデザインや、浮世絵などの世界的な名画、トリックアートなどの面白い要素を盛り込んだデザインなどは、強烈なインパクトを与えることができそうですね。いずれにしても、遊び心に拘りすぎることによって可読性を失ってしまうようなデザインや、業界のTPOに相応しくない素材の名刺は、人によって敬遠されてしまうケースもあります。オリジナルデザインを追求する場合は、ターゲットとする顧客のニーズや社風などをしっかりと考慮に入れ、個性と機能性を兼ね備えたツールに仕上げたいものです。